研究課題
基盤研究(C)
スクミリンゴガイが食さない外来雑草ホソバヒメミソハギが熊本の水田で急速に優占しつつある。本研究では、スクミリンゴガイでも除くことができない外来雑草ホソバヒメミソハギについて、その原因を解明するとともに、ホソバヒメミソハギ由来の物質でスクミリンゴガイのイネ食害を軽減することを目指す。そのため、ホソバヒメミソハギを粉砕し、水・エタノール、アセトンなどの溶剤で抽出を行い、抽出物をスプレーでイネ苗に噴霧し、スクミリンゴガイによる食害が軽減できるかを評価する。また、その抽出物について、クロマトグラフィーなどを用いて、イネや、コナギなどの一般的な雑草には見られない、特有の成分を検出する。