研究課題
基盤研究(C)
水泡症とは、非病原性のこぶ状突起が葉などに発生する生理障害のひとつであり、低紫外線・高湿度、低カルシウム条件で発生する。本研究では機械的刺激や環境変化などの外的刺激とCaと水泡症の関係性、クチクラ層、カルシウム、トライコームとの関係性等を解明し、植物の表皮がどのように刺激を感知し、水泡症などの生理障害に対応するのか、そのメカニズムを解明する。また、クチクラ層の簡易評価方法を開発し、環境や刺激、養分欠乏がクチクラ層の形成に与える影響を明らかにする。最終目標として、障害に強い表皮を形成するにはどうすればよいのか明らかにし、園芸生産に寄与する。