研究課題
基盤研究(C)
ワサビの辛味成分に代表されるイソチオシアネート (ITC) 類は,殺菌,殺虫,植物種子発芽阻害,発がん抑制など多様な生物活性が知られる一方,その反応性の高い官能基の存在ゆえ特定の標的はなく,様々なタンパク質の働きを阻害すると考えられている.代表者は,ITC 類がレタス種子発芽中に一過的に発現するシステインプロテアーゼを阻害することを見出し,ITC 類にも特定の標的が存在することを示す予備的結果を得ている.本研究でその詳細を解明し,雑草防除など作物生産への応用にも繋げたい.