研究課題
基盤研究(C)
林業労働死亡災害原因の2割を占めるかかり木の中でも2立木の樹冠に接触して発生したかかり木は処理が困難であり,また,接触部の詳細は明らかにされていない。本研究は,i)かかり木の樹冠部を安全に観察できるか?,ii)どのような条件でかかり木が発生するのか?,iii)処理時に樹冠の接触状況はどのように変化し処理にどのように影響するか?,さらに,iv)かかり木リスクを最小化する作業手順の決定は可能か?といった疑問に答えるべく,3Dスキャンとモーションキャプチャソフトウェアを併用し,①かかり木の樹冠の接触様式と処理中の挙動の解明,②林分状況から事前にかかり木リスクを最小化する作業モデルの構築に取り組む。