研究課題
基盤研究(C)
申請者による、これまでの白色腐朽菌ヒラタケでの基礎研究成果に基づいて、リグニン分解系の常時ONを目指す。単一(もしくは複数)のリグニン分解酵素ではなく、リグニン分解系で機能する酵素遺伝子“群”をまとめて転写活性化(制御撹乱)させる。この大規模な酵素生産パターンの改変によって、工業的に扱いやすい培養条件でのリグニン分解酵素群生産やリグニン分解能の高効率化を目指す。幅広い腐朽菌で共通する可能性が高い機構をターゲットとしており、波及効果と汎用性が高い。