フジツボ類における蛍光タンパク質の多様性と機能の解明

• 研究課題/領域番号: 24K09040
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分40030:水圏生産科学関連
• 研究機関: 兵庫県立大学
• 研究代表者: 頼末 武史 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 准教授 (50766722)
• 研究分担者: 森 信之介 慶應義塾大学, 商学部(日吉), 助教 (10912404)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 蛍光物質 / フジツボ / 多様性 / 幼生 / 誘引

研究開始時の研究の概要

フジツボの殻には蛍光タンパク質が存在しており, 既往研究では幼生を誘引する視覚情報として機能していることが示唆されている. しかし同タンパク質は未同定で, 幼生誘引機能に関する確証が得られていないのが現状である.
本研究の実施内容では, ゲノム情報が充実しているタテジマフジツボの蛍光タンパク質を精製して質量分析によってタンパク質を同定する. さらに, フジツボ蛍光タンパク質に幼生誘引機能や幼生の着生フェロモンへの応答性を高める機能があるかを室内実験で検証する. また, 様々なフジツボ類の殻の三次元蛍光スペクトルを測定し, 蛍光スペクトルに種特異性や生息水深との相関関係があるかどうかを検証する.