研究課題
基盤研究(C)
絶滅の恐れのあるヤツメウナギの存続可能性に対して、河川内の移動阻害および環境収容力の変動が与える影響を景観遺伝学的アプローチに基づいて評価する。まず、個体間の遺伝的差異と景観要因との関係性を調べることで、個体の移動を阻害する要因を検出する。次に、環境収容力の変動を予測する。そして、河川内の集団構造を解明した上で、集団の存続可能性を評価する。以上を通して、絶滅危惧種の存続可能性評価手法の創造と生物多様性保全への貢献を介した高い社会的波及効果が期待される。