研究課題
基盤研究(C)
メダカが産卵する際には、以下のような化学的なコミュニケーションを介した相互の認識が段階的に行われているという仮説を検証することを目的とする。①産卵が可能な雌は、自身が産卵可能であることを雄に知らせるフェロモンを放出し、雄はこれを受容して求愛行動を開始する。②雄が求愛行動を行う中で、雌が雄を配偶者として受け入れると、尿を介して合図を送り、これに対応して雄は「求愛円舞」という特異な行動を起こす。③雄は雌の鼻先で「求愛円舞」を行うが、この時雄は尿を介して雌に「包接」するという合図を送り、これによって雌は動きを止め、雄に包接され産卵に至る。