ニシキゴイの鮮やかさと色合いをあやつるための生理学的基盤の構築

• 研究課題/領域番号: 24K09078
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分40040:水圏生命科学関連
• 研究機関: 北里大学
• 研究代表者: 水澤 寛太 北里大学, 海洋生命科学部, 准教授 (70458743)
• 研究分担者: 天野 春菜 北里大学, 海洋生命科学部, 講師 (50431341)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2024年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: ニシキゴイ / 体色 / ホルモン / カロテノイド / プテリジン

研究開始時の研究の概要

ニシキゴイの品質向上のためには、体色の鮮やかさや色合いを決める生理メカニズムを明らかにする必要がある。本研究では、体色が変化しにくい「大正三色」と、変化しやすい「昭和三色」という品種における体色調節ホルモンの作用機序を比較検証し、体色の変化しにくさを決める要因を明らかにする。さらに、模様の色が異なる「紅白」と「黄白」という２つの品種を比較対象として、赤/黄色の色素の実体であるカロテノイドとプテリジンを同定するとともに、カロテノイドとプテリジンの代謝酵素を明らかにする。以上の研究により、ニシキゴイの体色を鮮やかなまま維持する技術や、色合いを制御する技術を創出するための基盤を構築する。