研究課題
基盤研究(C)
AWD(Alternate Wetting and Drying)は,生産量を減少させることなく用水量を15-40%削減できる水稲灌漑技術であり,動力ポンプ以外の特別な機器を必要せず,イネの生理と灌漑の知識に基づいて実践できる。しかし,農家への正確な知識の伝達が課題となり,広域的な普及があまり進んで来なかった。本研究は,AWDの普及が比較的進んでいるベトナム・アンジャン省を対象に,同地域でのAWD普及において,社会的学習が普及に果たした役割を検討し,この社会的学習を考慮したAWD普及モデルを案出することを目的とする。