研究課題
基盤研究(C)
気候変動の影響緩和に向けて農業部門にも温室効果ガス削減努力が求められるなか,日本では稲作における脱炭素経営の主な戦略はスマート農業技術の導入である。その取り組みの効果や導入コストの明確化,規模拡大など既存の経営課題との両立など,脱炭素経営の展開に向けて解決すべき問題に対して,実践効果を環境性・生産性・経済性を予測(評価)するシミュレーションモデルを構築する。具体的な研究項目は,(1)スマート農業導入による生産性向上効果を先行事例から精査,(2)生産性改善効果のポテンシャルをシナリオ別に推計する基礎モデルの構築,(3)環境性・生産性・経済性を予測するモデルへと発展的に改良,である。