研究課題
基盤研究(C)
私たちは食料システムを持続可能で公正なものに再構築する必要に迫られている。国連は小規模・家族農業によるアグロエコロジーを推進しており、日欧米は政策転換に着手した。本研究は、(1)上記の政策の形成過程を明らかにし、(2)日本における有機・自然農法の実践を国際的なアグロエコロジーの動向と関連づけ、日本固有の知的・文化的資源の蓄積を新たな国際的潮流に活かす方策を検討し、(3)日欧米における小規模・家族農業によるアグロエコロジーの実践例を調査し、持続可能性の4つの領域における評価を実施し、(4)小規模・家族農業によるアグロエコロジーの実践と推進政策の課題を析出し、政策提言を行うことを目的とする。