研究課題
基盤研究(C)
適正技術の本質は安価でありながらニーズを的確に充たすことができる高度な技術課題であり,必要に応じて近代科学技術の要素も取り入れられるべきものである。本研究は,①技術協力プロジェクトが短期化する傾向にある中で,現場で発生する諸問題を短期間で解決しつつプロジェクト目標を達成,②常に適正技術の本質を見失わない,の2つを念頭に,PCMに付加するツールとしてアジャイルに着目し,技術協力分野における新たなプロジェクトマネジメント手法の開発を目的とする。研究は開発途上国における粗朶工法を事例に,当該国の研究者等の協力を得ながら,アジャイルを組み入れたPCMを試行し,その有用性を検証することにより遂行する。