研究課題
基盤研究(C)
農業機械の電動化がもたらす効果としてゼロエミッション化に加え,モータの負荷電流から機械負荷の状況を早期に検知できる点を生かし,最適なエネルギー管理と作業管理の両立ができることが大きなメリットである。本研究では,汎用性向上,それに伴う作用精度・能率の向上が期待されるコンバインを対象とし,風選別ファンの電動化により,負荷電流から作物流入量の変動を早期に検知し,選別精度の状態をリアルタイム監視できるシステムの開発を行う。このシステムが構築できれば,風選別部の課題である2番還元からの戻り量を大幅に削減し,作業精度・作業能率の改善,機構の簡素化,汎用性向上など実用化につながる成果となる。