研究課題
基盤研究(C)
我々ははウシのルーメン発酵産物である酪酸がエピジェネティックな遺伝子発現調節作用を介して、卵巣顆粒膜細胞の性ホルモン産生に関わる遺伝子の発現を促進することを明らかにしてきた。酪酸を含む短鎖脂肪酸は、概日リズムを生み出す時計遺伝子の発現を調節することから、本研究では「酪酸は顆粒膜細胞で時計遺伝子をシフトさせるのか?、性ホルモン産生は時計遺伝子の影響を受けるのか?」を明らかにし、新たな栄養学的アプローチにつなげることで繁殖成績向上を目指す。