研究課題
基盤研究(C)
本研究の概要は「カルノシンの機能について、性別、加齢および日常的な運動を加味して、その存在意義を明らかにする」ことである。現在、我々が有するカルノシンノックアウトマウスに対し、自発運動装置を入れて90週齢まで長期飼育することにより、自然な状態での活動を維持させながら、カルノシンの組織の有無による行動・運動機能・筋肉に及ぼす影響を明らかにする。内因性カルノシンおよびその類縁体のアンセリンの生理学的意義について、雌雄ならびに年齢の違い毎による影響を、遺伝子レベル・代謝物レベルで明らかにすることで、長らくその存在意義について様々な仮説が立てられていた内容について明らかにする。