研究課題
基盤研究(C)
家畜における早期の妊娠診断は生産効率の向上にとって重要である。家畜生産性の向上を考える上では、より早期の妊娠の成否判断が望まれるが、現在のところ早期に確実に診断する方法は確立されていない。本研究では、血液中に含まれる環状RNA(circular RNA: circRNA)に焦点をあて、妊娠診断の新規バイオマーカーとしての可能性を探ることを目的とし、候補circRNAの同定、並びにウシの早期妊娠診断法の基盤を確立する。本研究によって、ウシ血中circRNAの発現プロファイルが明らかになるとともに、ウシの新規受胎性向上技術の開発に結びつくことが期待される。