研究課題
基盤研究(C)
パスツレラ属菌の一種であるPasteurella canisは、飼い犬・飼い猫に常在菌として定着している。本研究では、P. canisのゲノム中に細胞膨化致死毒素CDT遺伝子が高確率で含まれていることに注目した。CDTには宿主DNAを切断する活性があり、それにより細胞の癌化を誘導すると予想されている。そこで本研究ではマウスを用いたP. canis長期感染モデルを確立し、病原性の再検討を行う。