研究課題
基盤研究(C)
イヌ肥満細胞腫の治療には主に受容体チロシンキナーゼKITを標的とする薬剤が用いられているが耐性を獲得することが多く,新たな治療剤の開発が望まれている.研究代表者らはこれまでに,ニコチンアミド(NAM)が肥満細胞腫細胞に対して抗腫瘍効果を有することを明らかにした.しかし同時に不完全なアポトーシスや副作用が観察された.本研究ではニコチンアミドによる細胞死シグナルの伝達を抑制している機序について探索する.