核移植胚の全ゲノムシークエンス法の開発と初期化ゲノム変異の原因解明

• 研究課題/領域番号: 24K09292
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分42030:動物生命科学関連
• 研究機関: 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
• 研究代表者: 上村 悟氏 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学研究所 放射線規制科学研究部, 主任研究員 (90769522)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 核移植 / 全ゲノムシークエンス / ゲノム変異 / ゲノム初期化

研究開始時の研究の概要

iPS細胞は体細胞からゲノム初期化機構を経て作られる多能性幹細胞であり、親体細胞になかったde novo変異が確認されている。体細胞核移植からも、同様にntES細胞が樹立され、de novo変異が見られる。しかしこれらの変異は核移植後のES細胞樹立過程を経ているため、初期化直後の胚のゲノムを完全に反映していない可能性がある。また、元の体細胞にあったpre-existing変異を含むゲノム変異やタイミングは明らかでなく、核移植による初期化での変異の明確な事象や原因も不明である。これを解明するため、少数細胞からでも信頼できる全ゲノムシークエンス法を開発し、核移植初期化時のゲノム変異の証拠と原因、改善策を探る研究を行う。