研究課題
基盤研究(C)
申請者らは2012年に世界に先駆け「免疫不全ブタ」を開発した。この免疫不全ブタを利用してヒト化臓器作製に向けた応用研究へと展開するため、「肝障害誘導」形質を付与するモデルブタの開発を目指す。本提案では、細胞・組織を選択的に死滅へと誘導することが可能な単純ヘルペスウィルス由来thymidine kinase(HSVtk)遺伝子が肝臓特異的に発現するモデルブタを作成する。『免疫不全』×『肝障害誘導』モデルブタの開発が実現すれば、創薬研究での活用が見込まれるのみならず、ヒトとの類似性から、慢性的に不足するドナー臓器の提供を実現するツールともなり得る。