研究課題
基盤研究(C)
卵母細胞は次世代を形成するのに必須であり、卵巣機能維持にも重要な役割を果たす。私たちはこれまでに、20以上の卵巣または卵母細胞で高発現している遺伝子の欠損マウス(KOマウス)を作製・解析してきたが、新たにKlhl8 欠損メスマウスが不妊を呈することを見出した。本研究では、マウスを用いたメスの妊孕性にかかわる新規因子の機能の解明を目的とし、KLHL8の機能について詳細な解析を行う。本研究は、不妊の原因の一端を解明するだけでなく卵巣環境内で卵の質を維持するための戦略を見つけ出すことに役立つと期待される。