マダニのRdRP依存性新規小分子RNA経路の分子機構とウイルス相互作用の解明

• 研究課題/領域番号: 24K09327
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分43010:分子生物学関連
• 研究機関: 奈良先端科学技術大学院大学
• 研究代表者: 椎森 仁美 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (20833891)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: RNA依存性RNAポリメラーゼ / 小分子RNA / マダニ媒介性ウイルス

研究開始時の研究の概要

小分子RNAを介した遺伝子発現制御は、生物の発生や繁殖といった生命現象、感染症をはじめとした疾患にも関与する。小分子RNA経路は生物種によって多様性が見られるが、非モデル生物における知見は少ない。これまでに、ウイルス媒介動物であるマダニが、RNA依存性RNAポリメラーゼ (RdRP) 依存性の新規小分子RNA経路を持つことを明らかにした。本研究では、このRdRP依存性新規小分子RNAの生合成過程や遺伝子発現制御の作用機序を明らかにするとともに、ウイルス感染が宿主小分子RNA経路に及ぼす影響を解明し、RdRP依存性小分子RNA経路を包括的に理解する。