研究課題
基盤研究(C)
アプタマーは次世代の分子標的薬として期待されている人工核酸である.医薬品として開発されるアプタマーには非天然型のヌクレオチドが導入されるが,非天然型ヌクレオチドがアプタマーの構造と機能に与える影響は明らかになっていない.本研究では,NMR,SPR,ITC等を駆使して,非天然型の塩基Dsを含む抗VEGF165アプタマーと標的分子との非常に強い相互作用の機序を明らかにする.アプタマーは,医薬品のみならず,バイオセンサーなど様々な分野への応用が期待されているので,非天然型の塩基のはたらきを明らかにすることは,今後のアプタマーの研究や開発を推進するために非常に重要である.