研究課題
基盤研究(C)
ドライアイは、眼球表面の乾燥だけにとどまらず最悪の場合は失明に至る。既存の治療薬の成分とは異なり、植物由来のEVs (extracellular vesicles) がムチン分泌非依存的な作用機序により、角膜修復効果と涙液の分泌量の著しい改善効果を有することを見出した。植物由来のEVsは角膜修復に必要な治療効果を示す生理活性物質を複数有し、それらが治癒過程の多段階に寄与していることが推測される。そこで、植物由来のEVsに含まれる生理活性物質のうち、本研究では特にmiRNAに着目して植物由来のEVsによるドライアイの新たな治癒の分子メカニズムの解明を目指す。