研究課題
基盤研究(C)
C型糖修飾は分泌タンパク質中のトリプトファン残基に単糖のマンノースが付加する翻訳後修飾の1つである。本申請者はヒトにおけるC型糖修飾責任酵素の同定や、多くのC型糖修飾基質タンパク質の解析を行い、細胞内における役割を明らかにしてきた。一方で、個体におけるC型糖修飾の役割は不明である。そこで本研究では、申請者がC型糖修飾責任酵素として同定したDPY19L3および、もう一つの責任酵素であるDPY19L1をゼブラフィッシュにおいて遺伝子破壊し、脊椎動物個体におけるC型糖修飾の役割を世界で初めて明らかにする。さらに、得られた個体の表現型を指標にしたC型糖修飾阻害剤探索系の構築も目指す。