液胞膜ステロールナノドメインを基盤としたミクロリポファジー制御機構の解明

• 研究課題/領域番号: 24K09374
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分43030:機能生物化学関連
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 岸本 拓磨 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 特任講師 (70585158)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: ステロール / 脂質ドメイン / 脂肪滴 / オートファージー / 液胞

研究開始時の研究の概要

出芽酵母のミクロリポファジーにおいて、液胞膜を構成するステロールはマイクロmオーダーのラフト様ドメインの形成に関わり、脂肪滴の取り込みに重要である。しかし、この現象におけるステロール機能の理解は限定的で、その時空間的な機能メカニズムは完全に解明されていない。本研究では、独自開発した酵母ステロール(Erg)プローブGFPen-D4Hを用いて、より微小なErgのナノオーダードメイン(nVD)の存在を発見した。そこで、nVD形成メカニズムとその機能の研究を通して、ミクロリポファジーにおけるErgの機能に迫る試みとして本研究課題を遂行する。