研究課題
基盤研究(C)
超高熱性古細菌由来のタンパク質の天然変性領域(IDR)が生理的温度(90℃)においてコンパクト化する機構や、分子全体の構造と機能に与える影響を解明する。そのために、まず目的タンパク質のIDRのみについてCDスペクトル、NMR、X線小角散乱、中性子準弾性散乱により構造とダイナミクスを詳細に解析し、次に、全長タンパク質のX線小角散乱解析を行い、IDRのコンパクト化が全長タンパク質の全体構造に与える影響を解析する。さらにIDRのコンパクト化や全体構造に影響を与えると予測されたアミノ酸に変異を導入し、機能に与える影響を生化学実験で評価する。