DDXヘリカーゼによるRNA構造リモデリング機構の解明

• 研究課題/領域番号: 24K09408
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分43040:生物物理学関連
• 研究機関: 国立研究開発法人理化学研究所
• 研究代表者: 外山 侑樹 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (70975416)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: RNAヘリカーゼ / 核磁気共鳴分光法 / DDX3X / NMR

研究開始時の研究の概要

DDXタンパク質は、RNAの高次構造をATP加水分解と共役してほどく働きを有するRNAヘリカーゼである。DDXタンパク質がどのようにしてRNAの高次構造をほどくのかを理解することは、遺伝子発現制御やRNAの輸送、局在の制御など多様な生理機能を分子レベルで理解するうえで重要である。しかしながら、RNAがほどかれる過程で形成される不安定な中間状態は、従来の構造生物学的手法で解析することは困難であった。本研究では、RNAがほどける過程で生じる中間状態を、溶液中においてかつ原子レベルで解析することが可能なNMR法を活用し、DDXタンパク質がRNAの高次構造をほどく分子機構を明らかにすることを目指す。