研究課題
基盤研究(C)
生物は、ゲノム情報を正確に維持する機構をもっているが、このゲノム安定性維持機構が破綻すると、ゲノムの一部の領域が欠失や増幅を起こすような、ゲノム変化が起こる。このようなDNA量変化は、細胞死、発生異常、がんなどの様々な病気の発症を引き起こす一方で、生物の多様性の獲得や進化の原動力となる。しかし、DNA量変化に対して、生物はどのように応答するのかについては謎が多く残されている。本研究では、多コピー配列であり、全ての生物の生存に必須なリボソームRNA遺伝子(rDNA)に着目して、rDNAコピー数変化に対する生物の応答力の実体を明らかにする。