低分化がん細胞由来細胞外小胞がもたらす転移抑制機構の解析

• 研究課題/領域番号: 24K09432
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分44010:細胞生物学関連
• 研究機関: 東京農工大学
• 研究代表者: 斉藤 美佳子 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20291346)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 低分化がん細胞 / 細胞外小胞 / 転移抑制 / miRNA

研究開始時の研究の概要

申請者は、がん細胞の分化レベルの違いによって、それらの細胞から分泌される細胞外小胞（EVs）が転移を促進する場合と抑制する場合があることを発見しており、分化レベルが低い細胞ではEVs内のmiRNAの発現様式が変化し、免疫応答を増強することで転移を抑制する可能性があることを見出している。本研究では、EVs内のmiRNAの発現様式の解析、さらに、そのEVsを取込んだ免疫細胞の活性化の解析を行う。本研究の成果は、EVsの多様な生体機能の解明への手がかりになるだけではなく、EVsを利用した新たな治療研究への展開にも寄与する。