研究課題
基盤研究(C)
ミトコンドリアはミトコンドリア同士で融合・分裂することで、その品質管理や細胞内局在を調節し、エネルギー合成、糖・アミノ酸・脂質の代謝反応、Ca2+をはじめとするイオン濃度調節、アポトーシスなどの細胞死といった多様な生命現象を制御する機能を備える。また、異なるオルガネラと近接する接触部位を形成し、この部位を通じて代謝産物やイオンのやり取りや、オルガネラの品質を管理する。本研究では、新規に同定した低分子量G蛋白質RAB35による、ミトコンドリア外膜融合因子MFN2の小胞体と繋ぐ機能の阻害分子メカニズムを明らかにし、細胞運命決定における、ミトコンドリアと小胞体の接触部位の意義を明らかにすることを目指す。