研究課題
基盤研究(C)
細胞はアミノ酸を厳密に感知しており、TORC1がアミノ酸に依存した細胞の増殖と成長を制御する。出芽酵母は既知のGtr/Ego経路と新規経路(Pib2経路)の二つのTORC1活性化経路を有しており、全てのアミノ酸はこの二経路を経由しTORC1を活性化している。本研究では、新規TORC1活性化経路であるPib2 経路の全貌及びアミノ酸を感知するタンパク質(アミノ酸センサー)の同定に留まらず経路特異的基質の解明を通して“細胞は全20種のアミノ酸をどのように感知し、どのように TORC1を活性化するのか”、“細胞はなぜ二つのTORC1活性化経路を有するのか”という TORC1を巡る最大の課題に迫る。