研究課題
基盤研究(C)
ローリングしている細胞を横から観察するという新しい「side-view マイクロ流路」が完成すれば、これまで観察できなかった細胞の回転を含めた動態を可視化し、細胞と基質接着面でのイベントを観察することができる。また、走査電顕観察で見られるT細胞表面のmicrovilliについては、生きた細胞での解析はその“小ささ”から困難であった。本研究によって、「side-viewマイクロ流路」での知見とmicrovilliの新しい発見を融合させ、これまでマクロ的観察でしか記述されてこなかった免疫細胞のローリングから接着に至る関連分子の活性化カスケードをより詳細に、定量的に解析する。