研究課題
基盤研究(C)
ホヤのオタマジャクシ幼生の神経系はわずか389個(中枢神経系は335個、末梢神経系は54個)と少数の細胞から構成されている。そのために神経系を構成する全ての細胞の発生過程における細胞増殖制御機構を1細胞レベルで解明することが可能である。本研究では、ホヤ幼生の神経系細胞を対象に、その発生過程の増殖制御機構を1細胞レベルで解明する。また、この過程で増殖制御と細胞分化の間の関連性について調べることにより、神経系細胞の発生過程における増殖と分化の相関の有無やその役割について新たな知見を得ることが期待される。