研究課題
基盤研究(C)
動植物の生殖器官では特殊な小分子RNAが発現しており、動物ではPIWI-piRNAが、種子植物ではAGO-phasiRNAが配偶子形成に寄与している。piRNAとphasiRNAの進化的な関係については、動物と種子植物の溝を埋める生物種の不在に起因して理解が不十分であった。本研究では、動物(PIWI)と植物(phasiRNA)の両方の特徴を併せもつ基部陸上植物ゼニゴケを用いて、動植物における生殖器官特異的な小分子RNA経路の進化や生物学的な意義を解明する。