研究課題
基盤研究(C)
植物の細胞膜H+-ATPaseはリン酸化を介して活性制御される起電性プロトンポンプであり、細胞内外のpHの変動や恒常性維持および二次輸送体の活性調節を司り、篩部ローディング、根の溶質取込み、気孔開閉、細胞拡大など様々な生理反応を仲介する。本研究では、陸上進出の最初期に分岐したクレブソルミディウムと陸上に生息する顕花モデル植物シロイヌナズナを用いて、陸上植物に特有の細胞膜H+-ATPase活性化機構の解明を目指す。