研究課題
基盤研究(C)
植物がまっすぐに伸びることは,よく知られている.この性質は姿勢復元力としてはたらき,光など環境変化に応答した器官の曲がり過ぎを抑制する役割をもつ.しかし,姿勢復元力がどのようなしくみで発動されるのか,ほとんど明らかになっていない.本研究では,モデル植物シロイヌナズナを用いて,花茎の実際の挙動と数理力学モデル解析という双方向からのアプローチにより,力学という視点も取り入れて,相反する性質である「屈曲」と「姿勢復元」の連携のしくみを探る.