研究課題
基盤研究(C)
哺乳類の子宮は着床/妊娠の場であり、上皮は単層かつ間質領域に陥入した子宮腺を持ち、着床に必須な物質を分泌している。子宮腺は上皮が陥入し伸長/分岐することにより形成されるが、なぜ子宮腺は局部的に陥入して形成されるのか、という根本的な問いが未解明である。上皮が正しく機能するためには、どの組織においても適切な立体構造を形成する必要がある。本研究では、子宮腺形成において子宮が管状であるということ自体が、局部的に上皮が陥入するトリガーとなり得るのではないかと考え、子宮上皮細胞を管状に培養し、上皮の陥入に与える影響を解析する。