研究課題
基盤研究(C)
無顎類ヤツメウナギの中脳のシェーバーのM5核と呼ばれる神経核において、新規の脳内光受容器官を発見した。M5核の光受容細胞は、脳から眼へと長い軸索をのばす遠心性神経(向網膜系ニューロン)の形態的特徴を示しており、脳で受容した光情報が眼で利用されるという新しい光情報伝達経路が明らかになった。さらに、動物は眼外に複数の光受容器官をもち、それらが協調して行動リズムを制御することも知られている。そこで本研究では、この脳内光受容器官が協調的に機能する光受容システムについて検討する。