研究課題
基盤研究(C)
鳥類の音コミュニケーションの多様性に関し,これまで全く見過ごされてきた,消失方向への進化という観点から検討する.音コミュニケーションに関して鳥類全体を見渡してみると,音声信号が豊かで複雑になる進化だけでなく,「声を失う」進化も起こってきた可能性が高い.本研究では「声を失う」現象を, 発声器官の退化による音声の消失と, 声の音圧レベルの著しい低下,として掬い上げ, なぜそのような進化が起こったか解明する.