研究課題
基盤研究(C)
高山蝶はユーラシア大陸や北米大陸の高緯度地域や山岳地帯に隔離的な分布を形成しており、地球温暖化の影響を最も受けやすく絶滅が危惧されている種が多い。本研究では絶滅が危惧される高山蝶を主な対象に、(1)古い標本の活用/Wing Clippingなど個体群に及ぼす影響を最小限にする遺伝子解析手法を開発するとともに、(2)Long Read型の次世代シークエンサーを用い、(3)より解像度が高い遺伝的多様性の解明、(4)分子系統解析・系統地理学的関係性を明らかにすることを目的に研究を行う。