鯨類「複胃」の機能ならびに系統分類における解釈の解明を目指して

• 研究課題/領域番号: 24K09582
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分45030:多様性生物学および分類学関連
• 研究機関: 独立行政法人国立科学博物館
• 研究代表者: 田島 木綿子 独立行政法人国立科学博物館, 動物研究部, 研究主幹 (00450635)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 系統 / 分類形質 / 鯨偶蹄目 / 胃 / 胃内細菌叢

研究開始時の研究の概要

鯨偶蹄目である鯨類の「複胃（胃が複数の部屋に分かれる）」を主軸として、同じく複胃を持つ偶蹄類の「反芻類（ウシやヤギ）」と鯨類と最も近縁種である「カバ」の３者を用いて、３者の胃を1.形態学的（肉眼・組織）に観察・記録し、2.分子生物学的に胃内細菌叢のプロファイルを解析し、１と２の結果を３者で比較・検討することで、まずは、鯨類複胃の消化システム及びその機能の解明を目指し、さらに鯨偶蹄目内で「複胃」という特徴は、分類形質になりうるのか？系統を反映しているのか？収斂なのか？などの解釈に繋げる。