研究課題
基盤研究(C)
クラゲは、明刺激(暗→明)または暗刺激(明→暗)よって配偶子(卵・精子)を放出する。明暗どちらの刺激に応答するかは一般に種ごとに決まっているが、エダアシクラゲにはこの両方のタイプが存在する。本研究では、エゲアシクラゲの明タイプ・暗タイプの生殖巣に発現しているどのオプシンが明・暗への反応の違いを規定しているかを明らかにする。特に暗タイプのオプシンの光受容特性、ペプチド性の生殖ホルモン分泌に至る経路の解明を目指す。クラゲの明タイプ・暗タイプの配偶子放出機構を明らかにする事で、配偶子放出機構の「原型」、「多様性」、「進化」について推測する。