研究課題
基盤研究(C)
狩猟採集民と農耕民の「出会い方」の違いが、どのような機序により、どのような結果の違いを生むのかを明らかにすることを目指し、一定環境において共存する狩猟採集民と農耕民の人口動態を、常微分方程式による力学モデルとして定式化する。特に、狩猟採集民の適応的な採食戦略が人口動態に与える効果を検討するため、人間行動生態学における最適食餌幅モデルを導入する。また、農耕にかかわる技術や規範の伝播を扱うために、文化進化理論における社会学習のモデルを導入する。