人骨のミネラル成分の同位体分析による食性復元の展開

• 研究課題/領域番号: 24K09629
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分45050:自然人類学関連
• 研究機関: 東海大学
• 研究代表者: 日下 宗一郎 東海大学, 人文学部, 准教授 (70721330)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 同位体 / 亜鉛 / マグネシウム / 縄文時代 / 古人骨

研究開始時の研究の概要

本州における縄文時代の人骨の安定同位体分析を行うことで，縄文時代人の食性を詳細に明らかにする。新規性の高い亜鉛・マグネシウム同位体分析を行い，食性推定の手法としての有効性について検証することを研究の目的とする。縄文人の歯のエナメル質の炭素同位体分析によりエネルギー源を推定し，骨コラーゲンの炭素・窒素同位体分析によりタンパク質源を推定する。これらのデータと比較することで亜鉛やマグネシウムの同位体分析の有効性について検討を行う。さらに，性別や抜歯系列による食性の違いを検討することで，縄文時代の食や社会に関する実態の解明に寄与する。