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ウィメンズヘルスにおける包括的ビタミンDマネージメントに向けた検討

研究課題

研究課題/領域番号 24K09633
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分45060:応用人類学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

近藤 英明  長崎大学, 病院(医学系), 助教 (50791878)

研究分担者 江藤 宏美  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (10213555)
周尾 卓也  北陸大学, 医療保健学部, 准教授 (90399006)
研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードビタミンD / ビタミンD欠乏 / ウィメンズヘルス / むずむず脚症候群 / 妊婦
研究開始時の研究の概要

疫学的に日本人成人の8割近くがビタミンD欠乏状態にあり、健康問題への影響が懸念される。ビタミンD欠乏は妊婦の約2割に認められるむずむず脚症候群(restless legs syndrome: RLS)と関連する。近年、25-hydroxyvitamin D (25OHD)を介する古典的ビタミンD生成経路に加えて、20OHDを介する新規ビタミンD生成経路が見出されている。本研究では、2経路のビタミンD生成系を評価することにより、太陽光を模した人工照明によるビタミンD生成とRLS症状改善効果を検証し、妊婦における包括的ビタミンD測定結果とRLSとの関連を検討する。

研究実績の概要

日本人においてはビタミンD欠乏者が多い。日本人は白人よりもメラニン色素量が多いスキンタイプであることに加えて、太陽光からの紫外線による皮膚でのビタミンD合成量は少ない。特に、女性ではサンスクリーンや日傘等を使用して太陽光からの紫外線を極力避ける生活習慣を送っているため、ビタミンDの皮膚での合成量は少く、ビタミンD欠乏の心身の問題への影響が懸念される。本研究課題では、1.皮膚でのビタミンD生成を促す介入の検討、2.妊婦における包括的ビタミンD測定の意義と検討するために実施している。
研究1:皮膚でのビタミンD生成を促す介入の検討:生体のビタミンDは食品由来よりも皮膚での合成されるものがほとんどを占める。ビタミンD合成に必要な太陽光の紫外線照射量は紅斑を生じる皮膚の障害を引き起こすレベルよりも低いことが明らかにされている。安全に太陽光の紫外線照射を活用することを社会実装することが必要とされている。本課題は国立環境研究所地球システム領域の中島、佐々木らとともに、日常生活での紫外線暴露とビタミンD血中濃度の評価法を確立し、安全な紫外線利用情報の活用を目指して実施している。
研究2:妊婦における包括的ビタミンD測定の意義:生理活性を有するビタミンDには古典的なビタミンD合成経路の産物である25-hydroxyvitamin D [25(OH)D]と、CYP11A1による新規ビタミンD合成経路の産物である20-hydoxyvitamin D [20(OH)D]が知られている。生体ではいずれの前駆体も皮膚で紫外線作用により合成される。CYP11A1は胎盤も発現しているが妊婦の血中濃度は明らかにされていない。本研究では妊婦と非妊婦との血中濃度の検討を通じて、それぞれの意義を検討する。
令和6年度は,研究1のデータ収集を開始し,研究2についてはアッセイ系の確立を検討している.

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

1.皮膚でのビタミンD生成を促す介入の検討:日常生活下で血清25(OH)D濃度に対する紫外線暴露量と食事摂取状況を推察する手法を確立するための基礎調査から開始している。当初の計画では皮膚でのビタミンD合成のために、太陽光を模したキセノンランプの活用を計画していたが、有効な照射条件設定が困難で、また、社会実装への困難さより計画を変更した。現在、冬期のデータ収集が終了した段階である。皮膚でのビタミンD合成量は、国内の紫外線量の実測値と対象者が過ごした地域の気象データを元に推定している。
2.妊婦における包括的ビタミンD測定の意義:すでに、古典的なビタミンD合成経路の産物である25(OH)Dの液体クロマトグラフィー質量分析(LC-MS/MS)を用いた測定系は確立し、妊婦と若年女性の血清を用いて評価している。現在、20(OH)DのLC-MS/MSを用いた測定系の確立を目指している。

今後の研究の推進方策

1.皮膚でのビタミンD生成を促す介入の検討:研究を実施している長崎市において紫外線量測定できる体制を整えて、より正確な皮膚でのビタミンD合成量の推定を目指す。また、夏期にも冬期と同様の生活調査を予定している。冬期と夏期の差異よりビタミンD欠乏改善・解消に向けた具体的な介入策を検討する予定である。
2.妊婦における包括的ビタミンD測定の意義:20(OH)DのLC-MS/MSを用いた測定系を確立し、妊婦と若年女性の比較を通じて、その存在意義を検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 2024 実施状況報告書

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公開日: 2024-04-05   更新日: 2025-12-26  

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