研究課題
基盤研究(C)
神経回路は環境要因によってダイナミックに変容しうることが知られており、ストレス暴露に伴うアダルト脳における神経回路の変容が、ストレス誘発性の脳機能低下(ストレス障害)の主要な原因である可能性が高い。このようにストレス障害の治療戦略において格好の標的であるにもかかわらず、ストレス暴露が神経回路の変容を引き起こす分子メカニズムはブラックボックスであった。本研究では、この「ストレス暴露による神経回路の変容」を具体的に記述するとともに、その変容が引き起こされる分子実態を解明する。