アルツハイマー病の新しい病態解明：大脳皮質神経新生との関係性について

• 研究課題/領域番号: 24K09676
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分46020:神経形態学関連
• 研究機関: 武庫川女子大学
• 研究代表者: 大平 耕司 武庫川女子大学, 食物栄養科学部, 教授 (80402832)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2027年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
• キーワード: 成体神経新生 / 大脳新皮質 / 認知症 / 老化

研究開始時の研究の概要

成体大脳皮質で新しい神経が産生される (神経新生) のかどうかは、100年以上前から議論が続く大きな問題である。そのような中で申請者らは、成体げっ歯類やマーモセット、ヒトの大脳皮質に新しい神経前駆細胞（L1-INP細胞）を発見した。L1-INP細胞は、ある種の刺激により神経細胞を産生することが明らかになっている。新生神経細胞に含まれているソマトスタチンは、その発現量の減少がアルツハイマー病の発症と関係がある神経ペプチドである。本研究では、アルツハイマー病患者死後脳やアルツハイマー病モデルマウスを使用した実験により、アルツハイマー病の新病態として大脳皮質神経新生を解明することを目的としている。