研究課題
基盤研究(C)
動物は、生きている中の様々なタイミングで餌を求め、期待し、獲得する行動を行っているが、餌を欲する状態が、どのような神経回路で生み出されているのかについてはまだ不明な点が多い。餌を欲する状態を、実験的に再現よく捉えるために、私たちはこれまでマウスを限られた時間にのみ餌を与える環境で飼育することにより観察することができる「餌予測行動」に着目して実験してきた。この条件では、マウスにあらかじめ数日間間欠的給餌のスケジュールを経験させることが必要であり、この経験の間に、「餌予測行動」を表出させるために、必要な神経回路の変化が起こっていると予想しており、その実態に迫ることを目標に研究を行う。